「雑記ブログは稼げないって本当?」
「雑記ブログと特化ブログはどっちがおすすめなの?」
上記のような疑問について、雑記ブログと特化ブログの両方を運営している僕が解説していきます。
雑記ブログと特化ブログのどっちが自分に向いているか分からない、あるいは決められないという方はぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
雑記ブログと特化ブログの違い
雑記ブログと特化ブログの違いを簡単に説明すると、以下のようになります。
- 雑記ブログ=テーマが「分散」しているブログ
- 特化ブログ=テーマが「集中」しているブログ
一般的には、テーマが集中している特化ブログのほうが検索エンジンからのアクセスを集めやすく、アフィリエイトでも収益を得やすいと言われています。
ただし、雑記ブログが全面的に不利ということではありません。運用次第でアクセスや収益性も十分にカバーできます。
ここからは、雑記ブログと特化ブログの違いについてさらに詳しく見ていきます。
雑記ブログとはテーマが「分散」しているブログ
テーマやジャンルを決めず、幅広いテーマを「広く浅く」扱うブログが「雑記ブログ」です。
取り上げる話題は、流行の映画やドラマ、時事問題、自分が気になったこと、自分の好きなことなど、さまざまです。
特化ブログとはテーマが「集中」しているブログ
テーマやジャンルを決め、特定のテーマを「狭く深く」扱うブログが「特化ブログ」です。
特定の市場やターゲットを明確に定めて、読者が興味を持つであろうジャンルやテーマの情報を発信していきます。
主要テーマと異なるな話題や情報が掲載されることはほとんどありません。
雑記ブログのメリットとデメリット
雑記ブログのメリット
継続しやすい
雑記ブログはテーマに縛られずに記事を書くことができるので、書き手への負担が少なく、続けやすいです。
特化ブログに比べると飽きや挫折の確率が低く、
「自分の好きなことを書いていきたい」
「楽しみながらブログ運営をしていきたい」
という方にとってはぴったりの運営スタイルだと言えるでしょう。
トレンドのネタを扱いやすい
雑記ブログは時事ネタを扱いやすく、トレンドを取り込むことにも向いています。
多くの人が関心を持っている情報はSNSでの拡散力もあるため、アクセスを集める起爆剤として活用できるでしょう。
幅広いデータを集めることができる
雑記ブログは扱うテーマの範囲を広く取れるので、幅広いデータを集めることに向いています。
「どんなタイトルにすればSNSで拡散されやすいか」「どんな記事構成にすれば上位表示されやすいか」など、雑記ブログならではのデータ収集が可能です。
読者の需要を探りながら自分の「得意」や「好き」を模索していけるので、試行錯誤を繰り返しながらマーケティングの研究をすることができます。
ブログが育ってきたら、アクセスが伸びている特定のジャンルの記事を集中的に増やしてもいいですし、新たに特化ブログを立ち上げて記事を移行してもいいでしょう。
雑記ブログのデメリット
差別化が難しい
雑記ブログは、特化ブログに比べてブログの印象が残りにくく、中途半端なイメージを与えてしまいがちです。
雑記ブログで結果を出していくためには、どれだけ他のブログとの差別化を図れるかが重要になってきます。
言い換えるなら、いかに「読者があなたのブログを読む理由」を見つけ、追求できるかが鍵です。
検索流入が伸びにくい
Googleは、検索結果の品質評価のひとつに「E-A-T」という基準を設けています。
E-A-Tとは
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
つまり、専門性・権威性・信頼性が高いブログほど上位に表示される可能性が高いということです。
目的が曖昧になりやすく、E-A-Tを構築しづらい雑記ブログは、特化ブログに比べると検索順位が上がりにくい傾向にあります。
収益化が難しい
特化ブログがブログ全体で読者の悩みをカバーするのに対し、雑記ブログは記事単体、もしくはいくつかの記事で読者の悩みをカバーします。
テーマやジャンルがバラバラである雑記ブログは、どうしても読者の属性が分散してしまいがちなんですよね。
扱うテーマが広いということはそれだけ読者に求められる情報も多くなるので、収益化のための施策もブレやすくなります。
特定の商品やサービスの申し込みを促したいとしても、何の関係性もないトレンド記事からでは誘導は難しいでしょう。
特化ブログのメリットとデメリット
特化ブログのメリット
専門性・権威性・信頼性を構築しやすい
前述した通り、GoogleはE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を品質評価の基準として重視しています。
特化ブログは特定のテーマのみを扱うため、テーマが分散している雑記ブログに比べて専門性や権威性、信頼性を得やすいと言えるでしょう。
検索流入が伸びやすい
特定のテーマに関する情報が網羅的に整理されている特化ブログは、雑記ブログよりもE-A-Tの基準を満たしやすいと言えます。
専門性・権威性・信頼性を満たす特化ブログは、品質評価が上がりやすく、検索順位も上位に表示されやすいので、検索流入が伸びやすいと考えられます。
収益化しやすい
特化ブログは、読者の悩みや問題解決方法、ヒントとなる情報を提示しやすいというメリットがあります。
関連記事に誘導し、悩みを網羅的にカバーすることで、読者に対して適切な答えを示せる確率が高くなります。
アフィリエイトの本質は「読者の悩みを解決した対価として報酬を受け取ること」なので、読者のニーズを掴みやすい特化ブログは、雑記ブログに比べてより収益化に向いている形と言えるでしょう。
また、特定のテーマに関連する情報のみを扱うため、リピーターの確保にもつながります。
特化ブログのデメリット
専門知識が必要になる
特化ブログは、ただテーマやジャンルを絞ればいいというわけではありません。
検索してすぐに出てくるような情報を集めても、説得力がなく、専門性や信頼性を発揮できませんよね。
特化ブログを成功させるためには、特定の分野に関する専門知識や自身で集めたデータなどの一次情報が重要になってくるでしょう。
継続しにくい
特化ブログは、トレンドブログなどと異なり、情報の新鮮さよりも正確性が求められます。
専門的な事柄を誰が読んでも分かりやすいように噛み砕いて説明する必要があるので、ひとつの記事にかける手間や時間も大きくなるでしょう。
言い換えるならば、特化ブログは書きづらい、続けにくい、記事を量産しにくい、定期的な更新が難しい形だとも言えます。
需要が一致しにくい
特化ブログはテーマが集中しているため、読者の属性は一貫しています。
ただ、あまりにニッチなテーマだったり、ジャンルを絞りすぎてしまうと、読者そのものの分母が少なくなってしまう可能性があります。
とはいえ、需要の大きいジャンルは、検索上位に大手企業やインフルエンサーが参入していることも多く、競争が激しい場合がほとんどです。
特化ブログは、いかに記事の質を保ちつつ、世間の需要とマッチさせられるかという点が重要になってくるでしょう。
雑記ブログと特化ブログはどっちを選ぶべき?
「稼げるから」という理由でテーマを選んだとしても、ネタが尽きて記事が書けないなんてことになったら本末転倒ですよね。まずは、自分の戦えるフィールドを探しましょう。
雑記ブログと特化ブログのどちらが向いているかは、ズバリ「得意分野があるかどうか」で判断できます。
自分の「得意」を判断するためには、以下の質問が有効です。
- これまでの人生で多く読んできた本の分野は?
- これまでの人生でお金と時間を費やしてきた分野は?
「専門知識がなく、得意な分野も分からない」という方は雑記ブログを、「専門知識があるとまでは言えないけど、得意だと思える分野がある」という方は特化ブログで始めてみましょう。
雑記ブログがおすすめ
- 文章を書くことに慣れていない
- 自分の考えや趣味、主張を発信したい
- 専門的な知識や経験が乏しい
特化ブログがおすすめ
- 専門的な知識や経験が豊富
- 自身のブランディングを兼ねたい
- 得意だと思える分野がある
雑記ブログと特化ブログに関するよくある質問
雑記ブログから特化ブログに移行できる?
雑記ブログから特化ブログに移行することは十分に可能です。
アクセスが集中しているテーマやジャンルに切り替えて特化ブログにシフトすることもできますし、雑記ブログはそのまま運営しつつ、新たに特化ブログを立ち上げることもできます。
このように柔軟な対応ができることも雑記ブログの魅力のひとつですが、あまり頻繁に方向性を変更しているとブログのイメージがブレてしまう可能性もあるので注意が必要です。
雑記ブログと特化ブログを組み合わせることはできる?
雑記ブログと特化ブログの良いところを組み合わせて運営することも可能です。
扱うテーマは3つほどに絞り、各テーマは関連性があって相乗効果を生むようなものを選ぶと良いでしょう。
目安としては、それぞれのテーマに20~30記事ほど投入するイメージですね。例えるなら、特化ブログ寄りの雑記ブログといったところでしょうか。
「専門的と言えるほどの知識と経験はないが、得意だと思える分野がいくつかある」という方は、雑記ブログと特化ブログを組み合わせた「新・雑記ブログ」スタイルがおすすめです。
雑記ブログと特化ブログは同時並行で運営できる?
僕は一時期、雑記ブログと特化ブログを同時並行で運営していましたが、正直、おすすめはしません。
複数のブログをきちんと運営しようとすると、どうしても更新頻度が下がり、それぞれのブログに割ける力も分散してしまいます。
Googleには「フレッシュネスアルゴリズム」と呼ばれる指標があり、最新の情報や鮮度の高いコンテンツが上位表示されやすい傾向にあります。
あくまで検索者が最新の情報を求めているとGoogleが判断した場合に限りますが、更新頻度を保つことはブログの評価を上げるためにも必要な施策と言えるでしょう。
雑記ブログと特化ブログのどちらも運営したいという場合でも、まずはどちらかのブログを完成形に近づけてから、もう一方のブログに取り掛かることをおすすめします。
雑記ブログと特化ブログの例
雑記ブログの例
特化ブログの例
まとめ
雑記ブログと特化ブログ、どちらにも共通して言えることですが、もっとも重要なのは「ユーザーファースト」の考え方です。
質の高いブログを運営していくためには、文章の読みやすさや記事の分かりやすさ、読み手のニーズを汲み取る力など、検索意図に合わせたコンテンツ制作が大切になってきます。
ただし、最初から完璧な記事を書ける人はいません。完成度の高い記事を書くためには、土台となる経験と知識が必要です。
そのためには、続けることが一番の近道です。言い換えれば、まずは記事を書くことに慣れるということですね。
「どうしても雑記ブログと特化ブログのどっちか決められない」という人には、特化ブログよりも圧倒的に続けやすい雑記ブログをおすすめします。
雑記ブログだからといってまったく稼げないなんてことはないので、ブログ初心者のうちはとりあえず「継続すること」を第一目標にして運営していきましょう。
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